フランス語で「朝早く」を意味するbonne heureと
「幸せ」を意味するbonheurって発音一緒なんだよね。
今日は朝から電気屋さんが工事に部屋に入るというので、
1限ないのに9時登校。
でも朝の空気は気持ちいいし、
余裕を持って登校すると楽しい。
ちょっと遠回りして、お気に入りの小道を抜けて、パン屋さんをのぞいてみたり、
道を譲ったマダムのお礼の声がちゃんと耳に入ったり、
ホテル・ルテシアの前でクリスマスの飾りつけが始まっていたり。。。
それで、今日はちょっと特別な光景を目にしました。
アンヴァリッドの交差点にある、ドアマンがいるような高級カフェの前に一台の黒塗りの車。
そこには"voiture officielle"=公用車の文字が。
と、前後を挟まれて動き出したその車を3台の白バイが先導し始め、
交差点で白バイに乗った警官が笛を鳴らしながら反対車線の車を全部停止!
公用車が通った後も「ピピーピピー」と鳴らしながら車の前後についていきました。
私が官庁街を通って通学していることもあるけれど
こっちでは街中でよく警官を見かけます。
単なる習慣の違いではなく、やはり目を光らせて立っている警官が通りにいるのはちょっと怖い。
なんだか、国家の暴力を体現する警官の姿を見たようでした。
2007/11/29
2007/11/22
velib debut!
ストライキが1週間も長引いて、
何かと普段より多く歩かされたので、
ついに、先日噂の自転車サービスを利用してみました☆
今年からパリに導入された、市営の自転車貸し出しサービス。
保証金となる150ユーロが入った銀行口座のカードを持っていれば利用できるというもので、
最初の30分は無料だし、好きなところで借りて好きなところに返せばよいので、
なかなかうまく機能してるようです。来年にはスタンドの数を倍増するとか。
(といってもいつも自転車がなくなってしまう人気スタンドとか、返したいのに空いているところがないスタンドとか、いろいろ問題はあるのですが)
というわけで家から学校まで、利用してみたわけですが・・・
あんまり乗り心地がよくなかったw
盗難防止でわざとすごく重くしてある自転車で、
パリの石畳は乗りにくいし。。。
まぁ私が選んだ自転車がはずれだった可能性もあるんですが、
自分の自転車が懐かしくなりました。
というわけで、チャリ通はしばらくお預けかも。
淡島通りを漕ぐ日を夢見て・・・
何かと普段より多く歩かされたので、
ついに、先日噂の自転車サービスを利用してみました☆
今年からパリに導入された、市営の自転車貸し出しサービス。
この夏からパリ中のいたるところに自転車スタンドが設けられ、
同じ色の自転車に乗ってるパリっ子たちをたくさん見かけるようになりました。
話には聞いてたけれど意外に利用者が多いのでびっくり。
保証金となる150ユーロが入った銀行口座のカードを持っていれば利用できるというもので、
最初の30分は無料だし、好きなところで借りて好きなところに返せばよいので、
なかなかうまく機能してるようです。来年にはスタンドの数を倍増するとか。
(といってもいつも自転車がなくなってしまう人気スタンドとか、返したいのに空いているところがないスタンドとか、いろいろ問題はあるのですが)
というわけで家から学校まで、利用してみたわけですが・・・
あんまり乗り心地がよくなかったw
盗難防止でわざとすごく重くしてある自転車で、
パリの石畳は乗りにくいし。。。
まぁ私が選んだ自転車がはずれだった可能性もあるんですが、
自分の自転車が懐かしくなりました。
というわけで、チャリ通はしばらくお預けかも。
淡島通りを漕ぐ日を夢見て・・・
2007/11/18
bon dimanche!
またしても交通機関がストライキをしていて、
お出かけもできないので、
週末は近所でゆっくり過ごしました。
日曜日の午前中の、食料品店の並ぶ通りが好き♪
午後にお店が閉まってしまう前に買い物にくる夫婦や家族連れでいっぱいで、
アコーディオン弾きのおじさんも日曜日だけやってくるから、
そのおしゃべりやら音楽やらでとにかく賑やか。
で、今日はお肉屋さんに行ってみました。
こっちは肉も魚もキロ単位で丸ごと陳列してあるから、一人暮らしの身としてはどうやって買っていいかイマイチわからなかったのですが、
頑張って「鶏モモ肉200g」という買い物をしてみました(笑)
カウンターが高いので、背伸びして、大きな声で注文・・・まるで「はじめてのおつかい」状態w
つるしてある鶏肉を手にして、秤にかけるおじさん
「270gだけどいい?」
って誤差の範囲明らかに超えてる気がしたけど、ま、いいか。
というわけでレシートをもらって、レジで支払い、
さらにカウンターに戻ってチェックのついたレシートと引き換えに品物を受け取る。
個人経営のお店だと、こういう風にレジだけ別になってるところが多いようです。
おじさんの「bon dimanche!=よい日曜日を」という声が、
通りの音楽にやがて溶け込んで、
日曜日はまるで魔法のかかったように穏やかな日に姿をかえるのでした。
と、この通りを歩く日本人の家族を発見。
なんと、中山美穂・辻仁成一家でした。
うちの向かいのレストランで見かけたと思ったら、どうやら近くに住んでるらしい。
お出かけもできないので、
週末は近所でゆっくり過ごしました。
日曜日の午前中の、食料品店の並ぶ通りが好き♪
午後にお店が閉まってしまう前に買い物にくる夫婦や家族連れでいっぱいで、
アコーディオン弾きのおじさんも日曜日だけやってくるから、
そのおしゃべりやら音楽やらでとにかく賑やか。
で、今日はお肉屋さんに行ってみました。
こっちは肉も魚もキロ単位で丸ごと陳列してあるから、一人暮らしの身としてはどうやって買っていいかイマイチわからなかったのですが、
頑張って「鶏モモ肉200g」という買い物をしてみました(笑)
カウンターが高いので、背伸びして、大きな声で注文・・・まるで「はじめてのおつかい」状態w
つるしてある鶏肉を手にして、秤にかけるおじさん
「270gだけどいい?」
って誤差の範囲明らかに超えてる気がしたけど、ま、いいか。
というわけでレシートをもらって、レジで支払い、
さらにカウンターに戻ってチェックのついたレシートと引き換えに品物を受け取る。
個人経営のお店だと、こういう風にレジだけ別になってるところが多いようです。
おじさんの「bon dimanche!=よい日曜日を」という声が、
通りの音楽にやがて溶け込んで、
日曜日はまるで魔法のかかったように穏やかな日に姿をかえるのでした。
と、この通りを歩く日本人の家族を発見。
なんと、中山美穂・辻仁成一家でした。
うちの向かいのレストランで見かけたと思ったら、どうやら近くに住んでるらしい。
2007/11/15
question juive
この学校では貴重な機会にたくさん恵まれていますが、
その1つは授業にときどきゲストが来てくれること。
この前は強制収容所に連行されて奇跡的に生還したユダヤの方が
証言をしに来てくれました。
先日訪れたばかりの強制収容所のイメージと重なって、
彼女の鮮烈な証言は非常に印象的でした。
なんだか最近はこのことについて考える機会がいっぱい。
翌日偶然見に行った"un secret"という映画の題材もShoahのことでした。
最近放映されたばかりのフランス映画ですが、構成がうまくてなかなかオススメです。
テレビなのに3人くらい一気にそれぞれの主張をぶちまけていたり
講演会ではMSF代表の発言に外務省の担当者がつっかかると、観客がさらに別のサイドから野次をとばすという始末。
フランス人のエネルギーには圧巻。議論が白熱して面白かったです。
その1つは授業にときどきゲストが来てくれること。
この前は強制収容所に連行されて奇跡的に生還したユダヤの方が
証言をしに来てくれました。
死体に囲まれて過ごすことになった8歳の少女が見たもの。
先日訪れたばかりの強制収容所のイメージと重なって、
彼女の鮮烈な証言は非常に印象的でした。
なんだか最近はこのことについて考える機会がいっぱい。
翌日偶然見に行った"un secret"という映画の題材もShoahのことでした。
最近放映されたばかりのフランス映画ですが、構成がうまくてなかなかオススメです。
話すという行為が持つ意味は大きい。
特にこの国では、それはアイデンティティの主張に等しいのかもしれない。
黙っていてはアイデンティティは否定されかねない。
授業で証言してくれた方は、ナチスによる殺戮を否定する動きが起きはじめたのを見て、
証言に至ったらしい。
そうした主張の延長線上にあるのか、テレビの政治討論番組でも、スーダンの「孤児」とNGOについての講演会に行ったときも、とにかくみんな、よく話す。テレビなのに3人くらい一気にそれぞれの主張をぶちまけていたり
講演会ではMSF代表の発言に外務省の担当者がつっかかると、観客がさらに別のサイドから野次をとばすという始末。
フランス人のエネルギーには圧巻。議論が白熱して面白かったです。
2007/11/11
armistice
11月11日はフランスでは第一次世界大戦の終戦記念日。
凱旋門では朝からセレモニーがあって、
「記憶の政治学」の授業の先生のコネでセレモニーに出席することができました!
写真は招待状と死者を悼む青い矢車菊。
戦場に生えていたポピーと矢車菊。
英国側がポピーをシンボルにしたので、フランスは菊なんだとか。
そういえば、11月に入ってからポピーを胸につけた人をけっこう見かけました。
セレモニーは、協定が結ばれた11時に至るまで2時間くらい、
在郷軍人会、元老院・国民議会の代表、市長を始め各界の代表たちが花束をささげた後
大統領がエリゼ宮からシャンゼリゼを馬に囲まれた車で登場というシナリオ。
初めてのセレモニーに誇らしげなサルコジw
今年は初めてスピーチがあって、
(今まで凱旋門の下で政治的発言をすることに当時の軍人たちが反対していたのが、もう「在郷軍人」にはアルジェリア戦争時の兵士しかいなくなってプレッシャーをかけられなくなったからだとか)
とにかく未来志向=ヨーロッパが強調されていました。
シャンゼリゼはフランス国旗でいっぱいだったけど、凱旋門の下にはEUの旗が並べてあったし、
高校生に「兵士の手紙」を読ませたり、
世代交代ということなのか。。。
それにしてもarmisticeを祝うのに、
軍歌マルセイエーズに起立するのはどうなんでしょうw
ホッカイロまで出して完全防備していったものの2時間屋外で行われるセレモニーは寒い!
というわけで、先生とクラスのみんなで4つ星ホテル・ラファエルのカフェでホット・ショコラをいただいて帰りました★★★★
数年後には、みんな仕事でこのホテルに戻ってくる、らしいw
2007/11/04
voyage
遅くなりました、旅行記です♪
catch up, extra workのための休講とはいえ、
1週間まとまった時間が取れるのは貴重。特に私のようなノン・ユーロピアンはこの機会を逃す手はない!ということで、3泊4日の旅行に行ってきました。
太陽を求めて南へ!
という当初の予定を急遽変更して、
いっそ国境を越えてしまおう、ということでまずは9時間列車に揺られてベルリンへ行きました。
言語がわからないと、どうしても街との距離があいてしまうけど、
それでも前にミュンヘンに行ったとき、かなり好印象だったので、
ベルリンにも期待して行くと・・・
期待通りいい街でした♪
宿泊した東側のこざっぱりした雰囲気も心地よかったし、
西側のライトアップされたブランデンブルグ門と飾られたベルリンの壁の明るさも印象的でした。
西側のライトアップされたブランデンブルグ門と飾られたベルリンの壁の明るさも印象的でした。
とはいえ、その明るさを引き立てていたのは、
その前に訪れた灰色の空の下のザクセンハウゼン強制収容所。
その前に訪れた灰色の空の下のザクセンハウゼン強制収容所。
電車とバスで1時間くらいかけて到着した収容所の「労働は自由にする」と刻まれた門の奥に広がる巨大な敷地と凍りつくような空気は忘れられない。
言葉にすると陳腐になってしまうので、これ以上は書かないけれど、
死ぬまでに絶対にこの目で見なくてはと思っていたので、行けてよかった。
ベルリンに2泊した後、2年前に駒場に留学していたフランス人の友だちに会いにブリュッセルへ。
まずは途中下車してケルンの大聖堂に入りました。
これはルーアンにも行かなくては☆
ブリュッセルはというと、政治混乱の真っ只中にあって、
ちなみにこの国旗、独立を求めるフラマンにとっては不自由の象徴らしいんですが。。。
ドイツで歴史の重みを体感し、
その重みが作り上げたヨーロッパの首都へ行って、
その重みが作り上げたヨーロッパの首都へ行って、
根本となる国民国家が揺らぐのを見て、
グローバリゼーションの発表に思いを馳せながらパリへ帰るのでした。。。
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