このブログは留学記であって、
7月の帰国をもってその役目は終了したのだから、記録も同時に完結、というつもりだったのですが、
周囲のすすめもあって検討した結果、更新を続けることにしました☆
というのも、私の帰国は1つのサイクルの終わりなわけですが、
同時に新しいサイクルが始まるわけで、
各地で学ぶ同志の情報交換の輪に加わっていられるのはとっても刺激になるのです。
それに、まだまだこれから生活していくなかで、
少しずつ向こうでの経験を消化、体得していくという意味では留学記は続くといえるかも。
というわけで、新しい日常を通して、過去の非日常を振り返っていこうかと。
それをいかに今に取り込んで日常化していけるかが課題なのですが。
前に人生を螺旋階段に譬えたことがあったけど、
現在というのは常に過去を引き受けて発展させてゆくものだと思う。
ルネッサンスというのはそういうことなんじゃないかな。
さて、一応近況報告をしておくと、
帰国してからしばらくは「社会復帰」でバタバタとしてたらあっという間に過ぎてしまい、
8月はけっこうオーケストラの練習に通ったりしてたので
9月は20日以上図書館に通いつめて卒論中間発表の準備をして、気づけば10月!という感じです。
図書館で眠くなったり、イマイチ身が入らないときに聞くのが、フランス語のラジオ。
rfi(radio france internationale)という局のアフリカニュースを聞いて頭を卒論モードにするのです。
最近聞いたのは、ラマダン明けの話。
ちょうどギニア共和国では今年独立50周年を迎えるのでラマダン明けのお祝いと併せて盛大なお祭りが行われたのだとか。
アフリカ諸国の独立が相次いだ1960年はアフリカの年と呼ばれていますが、
セネガルをはじめとする旧仏領の国々が仏大統領を元首とするCommunautéを形成して自治国となる中、セク・トゥーレ率いるギニアは1958年に国民投票で他に先駆けた独立の道を選んだのです。
そして意外に知られていないのが西アフリカにはイスラーム国が多いということ。
ギニアも85%がムスリムだし、セネガルは9割以上。
なんでセネガルばっかり引き合いに出すかというと、卒論の舞台がセネガルだからなんですが、その話はまた今度・・・。
あ、ちなみにギニアの国旗は左から赤・黄・緑の三色旗。
左右ひっくり返して緑・黄・赤の三色旗はマリ。その真ん中に緑の星を足すとセネガルです;)