2008/10/29

en secret...

実は、箱根に1泊プチ旅行に行ってきました。
本当は夏から「中間発表終わったら」ってことで、ひそかに企画していたことではあったのだけど、
旅行してる場合じゃない気もするので、誰にも言わずにこっそりと行ってきたわけです。

箱根って小さいころによく行った思い出の場所で、
鈴廣かまぼこの看板とか、おみやげ物屋にある寄木細工とかが懐かしかったり、
登山電車でスイッチバックのために車掌と運転手が入れ替わるときの様子を見るのが楽しかったり
するのですが、

今回の目的は

ラリック美術館。

アール・ヌーヴォー、アール・デコの時代のガラス工芸家ラリックの作品が、
宝石、香水瓶から、部屋の装飾(後にオリエント急行の装飾も手がけている)に至るまで展示してあって、
かなり充実してました。

私は別にアール・デコのファンというわけではまったくないのだけど、
それでもなかなか気に入った作品もあったし、
少しずつ葉も色づき始めた山の空気にふれて、満足な旅でした☆

 芦ノ湖と富士山。

2008/10/22

pose café

相変わらずコーヒー中毒で、朝、午後、深夜に2杯ずつくらいは必ず飲む毎日。。。

イスラーム文化にコーヒーが入ってきたとき、それがコーランに反さないか大問題となったという話を
この間聞いたけれど、やはりそれなりの効果はあるようで、


集中がきれてきたら、コーヒーブレイクをはさむと、もうひと頑張りするぞという気になるわけです。
といっても寝る前にコーヒー飲んでも平気な私だから、これはもう気持ちの問題かもしれないのだけどw


写真は先日祖父母家へ行ったときのもの。
透明のカップにエスプレッソマシンで淹れてくれた泡がきれいで思わず撮影。

  
こっちは学科の研究室で勉強中。
私の好きなMt.Rainierシリーズの新商品(?)プレミア。
このターコイズに惹かれて思わず買ってみたら、さすがプレミア。美味しかった。
高いからあんまり買わないけれど。というかこの部屋ではコーヒー淹れられるのです。

図書館で眠くなったらここへ来てコーヒーを飲みつつ、
先輩方と交流するもよし。
夕方以降はほとんど誰もいないので、広い部屋、豊富な資料を独り占めして勉強もできる。
最近無線LANもつながるようになったし、最高の環境です。

2008/10/18

cosmos d'automne

花っていうとなんとなく春をイメージしがちだけど、
実は秋ってけっこう華やか。

雨が続くと自転車に乗れないので、
学校まで歩いていくことが多く、そうすると道端の草花にも目がとまる。

中でもやはり一目で秋を感じさせてくれるのは秋桜。
あの細い茎が風にゆれる様子は小さいときからいろんな世界を連想させるんだよね。
だからコスモス(=宇宙)っていうのかなぁとか勝手に思ったり。



もうひとつ、秋といえばやっぱりお月様のきれいな季節。
月も、かぐや姫とか、メアリー・ポピンズの一話にも出てきたような、不思議な世界を持ってる気がする。
 

でもお月様って、万国共通なわけだけど、
同じものを見てるのにフレームが違うだけでなんだか大分違って見えるなあとも思う。

2008/10/09

communication

姉の出勤時間に合わせていつもより早く外に出てみると、
きれいに晴れた秋空が気持ちいい。
いつの間にか金木犀が香ってるし、高校ではそろそろ夏服から冬服への移行期間で、
長袖のボタンを留める感覚が懐かしかったり・・・
やっぱり早く起きるのっていいですね。
これから当分図書館中心の生活になるのだし、自分でうまくリズムをつくらなくては、と思うこのごろ。

こういう生活だからもう1つ心がけようと思うのがコミュニケーション。
中間発表が終わってちょっと一段落ついたことと、新学期が始まったことで、
最近人と会って話す機会が比較的多かったのだけど、
やっぱり論文を書こうと思考をめぐらせたりしていると普段どうしても内向的になりがちだから、
まったく違うことをやってる人と話して新しい空気をどんどん取り込んでいくのってけっこう大切だなと感じたわけです。
巧みに弁の立つ人って、私はちょっと警戒してしまったりするのだけど、
今はいろんな抵抗を取り払ってぐいぐい視野を広げていく時期だと思うし。

ちなみにこっちからも、「私の知り合いにサンゴールを知らない人はいない」ってくらいにしたいなぁ笑。
何を隠そう今日はサンゴール様の誕生日なのです。
フランス語界では今日はル・クレジオのノーベル賞受賞のほうがずっとメインなんでしょうけど。
あ、でもル・クレジオの次の作品はサンゴール追悼らしいですよ。

サンゴールというのは私が卒論のテーマにしている人で、
フランス語詩人、セネガル初代大統領といったところかしら。
最近亡くなったエメ・セゼール(4月の日記参照)と一緒に黒人文化の価値を積極的に評価するネグリチュードの概念を提唱した人です。

セネガルを独立に導いたのだけど、受けたのはフランスのエリート教育で、
彼の思想、葛藤がどんな意味を持つのかっていうようなことを日々勉強しているわけ。
Senghorという名前覚えてください;)

2008/10/01

renaissance

このブログは留学記であって、
7月の帰国をもってその役目は終了したのだから、記録も同時に完結、というつもりだったのですが、
周囲のすすめもあって検討した結果、更新を続けることにしました☆

というのも、私の帰国は1つのサイクルの終わりなわけですが、
同時に新しいサイクルが始まるわけで、
各地で学ぶ同志の情報交換の輪に加わっていられるのはとっても刺激になるのです。

それに、まだまだこれから生活していくなかで、
少しずつ向こうでの経験を消化、体得していくという意味では留学記は続くといえるかも。
というわけで、新しい日常を通して、過去の非日常を振り返っていこうかと。
それをいかに今に取り込んで日常化していけるかが課題なのですが。

前に人生を螺旋階段に譬えたことがあったけど、
現在というのは常に過去を引き受けて発展させてゆくものだと思う。
ルネッサンスというのはそういうことなんじゃないかな。


さて、一応近況報告をしておくと、
帰国してからしばらくは「社会復帰」でバタバタとしてたらあっという間に過ぎてしまい、
8月はけっこうオーケストラの練習に通ったりしてたので
9月は20日以上図書館に通いつめて卒論中間発表の準備をして、気づけば10月!という感じです。

図書館で眠くなったり、イマイチ身が入らないときに聞くのが、フランス語のラジオ。
rfi(radio france internationale)という局のアフリカニュースを聞いて頭を卒論モードにするのです。
最近聞いたのは、ラマダン明けの話。
ちょうどギニア共和国では今年独立50周年を迎えるのでラマダン明けのお祝いと併せて盛大なお祭りが行われたのだとか。
アフリカ諸国の独立が相次いだ1960年はアフリカの年と呼ばれていますが、
セネガルをはじめとする旧仏領の国々が仏大統領を元首とするCommunautéを形成して自治国となる中、セク・トゥーレ率いるギニアは1958年に国民投票で他に先駆けた独立の道を選んだのです。
そして意外に知られていないのが西アフリカにはイスラーム国が多いということ。
ギニアも85%がムスリムだし、セネガルは9割以上。
なんでセネガルばっかり引き合いに出すかというと、卒論の舞台がセネガルだからなんですが、その話はまた今度・・・。
あ、ちなみにギニアの国旗は左から赤・黄・緑の三色旗。
左右ひっくり返して緑・黄・赤の三色旗はマリ。その真ん中に緑の星を足すとセネガルです;)

2008/07/12

epilogue

ご報告が遅れましたが、とうとう昨日無事帰国しました!

前日に大家さんにご挨拶にうかがうと、
「明日の朝、空港行きのバスの出るオペラまで車で送ってあげてもいいわよ?それで一緒に朝ごはんでも食べてから行きましょう。」
と、なんともご親切なお申し出。

とはいえ気まぐれマダムなので、明朝うまく行くかなかなか心配でしたが、
なんとか友好的なお別れをすることができました(笑)
個性は強かったけど、悪い人ではなかったかな。
しかもすごい量の荷物だったので、車でバス停まで送ってもらってかなり助かったのでした。

問題の荷物量。。。
いかに追加料金を払わずに検査を突破するかが最後の難関でしたw

まずトランクは上限20kgのところ23kgまでは目を瞑ってもらえると聞いていたのでなんとか23kgに抑える。(というのも、手荷物は12kgまでで、それはどう頑張ってもオーバーするとわかっていたので、
トランクでひっかかって、手荷物の多さを指摘されたら共倒れと思ったので・・・)
カウンターで恐る恐る預けると、なぜか表示された重量は17kg。
というか、私の荷物乗せる前から17kgって表示されてたよね?(笑)
多分前の人の重量をリセットするのを忘れたか、機械が壊れてたかだと思うけど、
そんなわけですんなりとパス。(むしろもっと入れておけばよかったw)

で、手荷物検査へ行こうとすると・・・
「その荷物ちょっとこの中へ入れてみて」
と、荷物の大きさを測るカゴに入れさせられるも、入るわけはなく、見事カゴの上にのっかってしまう。

「いやいや、上じゃなくて、中に入らなきゃダメだよ」
「・・・中に入るかやってみ・・・(てもいいけど、入れたら最後、絶対出せないだろうなw)」
「あ、でもあなた、他にリュックとパソコンもあるんじゃ、どっちにしろ多すぎですね。1つ追加登録してきてください。」

といって追い返されてしまったのでした。
うーん、トランクがすんなり通っただけに、これは悔しい。
大人しく追加登録の列に並びながらも恨めしそうに手荷物検査の列を眺める私。

そして思った。

検査に行く人をチェックしているのは列の前。
蛇行した列の奥の方を見ると、横はバーとベルトで仕切ってあるだけで、見送り客と接している。
ベルトの下から簡単に荷物の受け渡しもできるw

友だちと同じ便で帰国することにしていたので、
先に列に並び始めた友だちを呼びとめ、こっそり荷物を渡す。
私は何食わぬ顔をして、登録してきましたーといわんばかりに検査の列に並ぶ。
蛇行する列が交差するところで友だちから荷物を受け取る。

パスポートコントロール

X線検査

搭乗

というとんでもないことを仕出かして、計50kg近い荷物をすべて当日中に持ち帰ることができたわけです。。。フランス留学で何を学んできたんだか(笑)

そんなドタバタのお陰でパリとのお別れを悲しむ暇もなく、
無事帰ってこられたことと、日本のサービスの細かさに妙に感動しつつ帰宅したのでした。

さて、留学志願当初の目的は達成できたか、というと
正直なところはっきり肯定することはできない。
ただ1つ言えるのは、この1年ゆっくりと考える時間はけっこうとれたということ。
だから初期目標達成に疑問が残るのは、目標自体が少しずつ変化したからでもある。
それと、大事なのはきっとこれから。
いっぱい考えたことをどうやって活かして形にしていくか、留学の成功は帰国後にかかっているといっても過言ではないんじゃないかな。

最後に、この留学を支えてくれたすべての読者のみなさんに感謝の意を示して留学記を終えたいと思います。
一人で頑張るのは難しい。
でも応援してくれる人のことや一緒に頑張っている人のことを考えるのはかなり励みになるのです。

日本にいる人たちはただいま&これからまたよろしく。
まだ留学中の人、これから留学する人は今度は私が応援します。

そして何よりやっぱり一番の支えであった家族のみんな本当にありがとう!!!

2008/07/09

faits divers

今回は最近の諸々を短く書き連ねてみます。

・Ingrid Betancourtの解放。
6年間コロンビアで武装グループFARCの人質になっていた彼女。
特に今年は頻繁に話題に上がっていたように思ったけれど
(それは私のいる環境が変わったせいかもしれないけれど・・・何しろ彼女の母校に通っていたわけだし)留学中に解放に漕ぎつけるとは思わなかった。
旅行中に飛び込んできたニュース。
彼女が政治的闘争心を忘れていないのを見てなぜかほっとしてしまったけれど、
子どもは6年ぶりに帰って来た母親が、人質となった危険な世界にまた戻ると言ったらどう思うのだろう。うーん、自分だったら止めるだろうか。。。
フランスー南米の地政学的な面だけでなく、一人の女性の生き方としてちょっと気になる件なのです。

・Mgabeの再選。
2~3ヶ月前の日記にはジンバブエの政権交代!って書いたのに、
結局対立候補辞退で迎えられてしまった決選投票。
洞爺湖サミットでもアフリカが話題になっているけれど、“グッド・ガバナンス”どうなんでしょう。。。

・本
やっと卒論資料のコピー@パリが終わりました。
はっきり言ってかなり使いにくいここの図書館とも1年かけて大分仲良くなったかなぁw
夏休みの学校ってやっぱりガランとしているけど、図書館にはちらほら人がいて、
毎回見かける人が同じなのも、それぞれなんとなくお気に入りの席があるのも、万国共通(笑)
ちなみに図書館の隣のシアンスポ本屋さんとはもっと仲良いです。。。
私が面白そうな本の数々にわくわくしながら、しかし帰国時の重量制限との葛藤を思って購入を躊躇しながら何度も通ってたので、恐らく顔を覚えられているんですね。
で、卒論の資料探しをしていたときもすごく親切に、
私の探していた本が絶版になっている可能性が高いこと、再版されているとしたらパリで唯一アフリカ関係をかなり総合的に扱っているPresence Africaineだけだと言って住所と電話番号までメモしてくれて、感動でした☆(まぁ結局ここにもなくて、全部コピーしましたが。。。)

・手続き
そんなこんなでちょっとした親切が身に沁みるパリ。
というのも理不尽に怒られちゃったりもするからなんですね。
今日は楽器の返却日だったので、楽器を背負ってメトロに乗らなくてはだったのだけど・・・
パリの改札はチェロが通れないので、いつも乳母車やトランクなどのためについている大きなドアを
駅員さんに開けてもらっているのが、今日はたまたま窓口に人がいなかったので、呼び出しボタンを押したわけ。(ちなみに駅の窓口が無人状態なのはやっぱりパリではまぁあることなので、ボタン押したのも全然初めてではない)
それでも応答がないなーと思っていたらアラームが鳴り出したw
で、実は駅員はすぐ側の券売機のところにいて、人に囲まれていて私には見えなかったのですが
アラームを止めにやってくるものの、彼にはとめられなかったらしい。
で、私に向かってなんで、ボタン押したんだ、と怒ってくる。
見るからに改札通れないからでしょw
窓口に誰もいなかったので、というと、
俺はすぐここにいたのに、何で押したんだ、アラーム鳴っちゃったじゃないか、
とさらに怒ってくる。
いや、このボタン駅員と通話してドアを開けてもらうためのものじゃないんですか?
と言っても、ボタン押しちゃダメだったのにーの一点張り。
なんか説明の筋がまったく通ってなかったのでよくわからなかったのだけど、
どうやらそこのシステムが故障していて(笑)呼び出しボタンがうまく作用しない(?)らしい。
そんなこと私の知ったことではありません。
フランス人風に私のせいじゃないわよって言ってやろうかとも思ったけど(笑)
もっと怒らせても面倒なだけなので、
それは知りませんで失礼いたしました、とだけ言っておきました。
だから押しちゃダメだったんだ、セキュリティが来ちゃうんだぞ、と駅員さんはまだ文句を言い続けていましたが、改札は通してもらったので、そのまま楽器屋さんへ行きました。。。
楽器屋さんはいい人だからよかったw

1つの手続きにつき少なくとも1つはトラブルがあるといっても過言ではないくらいだけど、
その分うまくいったときの喜びはひとしおです(笑)事務手続き1つ済むだけで相当な達成感w
これは日本で幸せに暮らしていけそう。。。

・明日はホストマザーがパリに来る♪楽しみ~♪