エッセー:外国に留学するべきか
プレゼン:優先教育地域制度について
というテーマにしました☆
実は2つとも、この学校の現学長の推し進める改革と深く関わっているのです。
①在学期間5年間のうち3年目を全員、留学あるいは企業・大使館でのインターンのために海外滞在にあてる。代わりに1年間に300人近くの留学生を世界各国の提携校から受け入れる。
②「恵まれない」地域の提携校(主に政府の認定する優先教育地域に位置する)対象の特別入試制度を設ける。
という、なんとも大胆なシアンスポの2大改革。
恩恵にあずかっている私が言うのもなんだけど、フランスエリート主義最先端のシアンスポが今さら何を言うって感じで、
最初はどっちも疑問視してたのですが、調べていくうちに、学長の方針に魅了されつつあるという・・・
本人こそHenri IV(パリのエリート進学校:開成、みたいな感じでしょうか)→Sciences-Po→ ENA(国立行政学院といって、後者2つの学校に行くのが政治家の王道)という7区から外に出ない超エリートコースを辿った人ですが、「民主化と多様化」という2大方針は今のグランドゼコールには必要な風なのだと思う。
特に②の導入を表明したときは、学生からも「レベルが落ちる!」と大反対にあったらしいのですが、全員を講堂に集めて説明会を開いて、最終的には説得してしまったらしい。
恵まれているとされる約400校では、生徒の半分以上が社長・幹部クラスの両親を持つ一方で、
恵まれていないとされる約300校では6割以上の生徒の両親は失業あるいは低所得者だったりする。
そういった状況を受けて80年代に作られた「優先教育地域」
20年間この地域に当てはまる学校が増えるだけで、成果をあげられていなかったなか、
2001年にパリ政治学院が突然参戦して、特別入試を始めたというわけです。
なんとパリ政治学院の入学者の81%が社長・幹部・インテリ層といわれる階級の出身だったというくらいだから、やっぱりなんらかの問題があったわけで、
既に7年間で400人近くがこの制度で入学したのは、この学校が変わり始めている証拠なんじゃないかなぁ。
この入試の倍率も10~15%で普通の入試と変わらないし、入学後の彼らの成績も平均的なところをみると、やはり必要策なのだという気がします。
あとはもう少し制度が定着して、内部の学生の発想が変わらなければいけないでしょうけれど。
重役の「若返り」を図って20代、30代の人をバンバン抜擢したり、ディシプリンの改革を行ったり、最近はなんといわゆる郊外に新しいキャンパスを開くと表明してまた議論を呼んでいるそう。
どんどん新しいことを取り入れている現学長ですが、相当能力のある人なんだろうなぁ。
公式blogまであって面白いです。http://richard-descoings.net/
2 件のコメント:
その特別優遇制度をプッシュしたのが現大統領のサルコジで、デコワンは彼のcabinetに入ることを噂されるくらい距離が近いみたいね。生徒集めて説得してしまうところが素晴らしいと思う。脱密室談合笑
>gen
実はこのZEPの発展に大きく関わった二人の役者がサルコジとロワイヤルっていうのも偶然ではないんだろうなぁ。
あのEmphiでそんな歴史的な集会があったなんて、不思議な感じ。UniとUnefが対立して大変だったみたいよ。
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