2008/01/19

quoiqu'un peu tard...

Epiphanie、日本語でいう公現祭?十二夜?つまり東方の三博士がイエス様の誕生を祝福しに到着した日がクリスマスから続く一連のお祝いの最後だから、そのあたりまで街にイルミネーションが残っているのだろうと思っていたら、1月半ば過ぎた今もまだ残っています・・・笑

先週から始まったバーゲンのために、ショーウィンドウはやっと入れ替わったけど、
1ヶ月近く経ってもクリスマスツリーが残ってたりするから、2008年だってことをときどき忘れそうになるくらい。それを考えるとクリスマスが終わったら即座に門松が立つような日本の季節感覚(というかビジネス?)はすごいなぁ。

で、そのEpiphanieに食べるガレットというパイ菓子もいまだに街中のパン屋さんで見かけます。
実際私も1週間以上経って忘れたころに続けて食べる機会にめぐりあったという。。。

 ←見た目はこんな感じで、このホールの中に陶製の人形が隠されていて、
みんなでわけて食べたときに、この人形の入ったカットを食べた人が王様になるっていう儀式。
オーケストラの練習後に交流会があってみんなで食べたら見事指揮者に当たったのでした♪
いろいろと迷った挙句、グランゼコールの学生が集まっているインカレのオーケストラに一旦入っていたのですが、どうも合わなくて断念。
一度断っていたシアンスポだけのオケに改めてお誘いをいただいて結局次のコンサートから参加することにしたのです。
規模も小さくてレベルも劣るのだけど、
フランス特有の音楽にまで反映された個人主義も、この人数なら克服できるかもしれないし、
同じようにフランスの音楽を外から見ている指揮者と等身大で話せるのはけっこういいかも。

2008/01/15

prendre l'air

早寝早起きを心がけているために、エネルギーが溜まっているのか、
最近外の空気を吸いたい症候群です(笑)
冬休みに過ごした内陸の零下に慣れたのか、寒さのピークを過ぎたのか、
身構えなくてもすむような気温になったし、
日も少しずつ長くなっているし。


土曜日は図書館に勉強に行ったけれど、天気が良すぎて午後に退散。
友だちが見つけてくれたギャラリーでフジコ・へミングの描いた絵を見にいったり、
「この山5ユーロ」という文字に引かれて入った古本屋が宝の山でテンションが上がったり(何も買わなかったけど)。。。

日曜日は部屋にこもっていたけれど、
やっぱりどうしても外に出たくなって、夕方に散歩+ジョギング(っていうかダッシュ?!)したあと、
友だちを巻き込んで映画に行ってきました☆
2ヶ月くらい前から公開されてる映画で、小さな映画館だったのもあるけど
まず「この窓口は上演7分前まで開きません」との表示(笑)
時間通りに入ったらまだ2~3組しかいなくて、スクリーンもつかない。。。
一応サンダンス映画祭で賞も取った映画なのに、このやる気のなさ笑。

見に行ったのはOnceという、
「ストリートミュージシャンの男性と移民の女の子がある日街角で出会い、
音楽を通して感情を解いていく」
という、アイルランドを舞台にした映画。
メトロで見かけたポスターがすでにけっこうツボで気になってたのだけど、
飾らない雰囲気がなかなかよくて、
ダブリンの街を歩いてみたくなりました・・・next destination?!

2008/01/12

perception

経済アレルギーの私が(苦笑)
目下「資本主義は超越不可能なものか?」というプレゼンに取り組んでいるのですが、
(といっても一応政治思想の授業枠なので、経済に対する政治の優越性?とかそういう話になるわけ)

そのために本を読んでて面白かったエピソードを1つ。


まず、子どもたちに絵を描かせる。
描き終わったところで、その中からランダムに「最優秀作品」を選び、
その作者には実は賞金が用意されていることを知らせる。
ただし、最優秀に選ばれた子どもに賞金を渡す際、
「今回絵を描いた子どもの中に1人病気を患っている子がおり、賞金を使えば手術をしてその子を助けることができる」と教える。

次に同じように子どもたちに絵を描かせるが、今度は予めその中から最優秀に選ばれた作者には賞金が与えられることを知らせておく。
描き終わったところで、やはりランダムで「最優秀作品」を選び、
作者に賞金を渡す際に同じことを伝える。

2つの場合において、賞金を手術のために、といって渡す割合は大きく異なるらしい。
最初の子どもは、突然手に入った利益を何の問題もなく譲ることができるのに対し、
2番目の子どもは、多くの場合、自分の努力で得たと思っている利益を他人に渡すことを拒む。


同じ事象に直面した2人の子どもの見る世界は違っていて、子どもたちは自分の捉えた世界と同じように世界と接する。
突然恵みを受けて世界の寛大さを享受した最初の子は、今度は自身が周囲に寛大になることを惜しまないし、競争の中に生きている2番目の子は、自分の利益に執着するのだ。

市場原理が全体主義的な支配を確立しつつある社会を批判した本の中のエピソードなのだけど、
どうも自分が2番目の子どもな気がしてなりません。
しかも、「自分の努力で得たと思っている利益」というのがポイント。

そういえば、「偶然享受している教育環境を世界(の中で偶然教育環境にアクセスを持たずに生まれてきた子どもたち)に還元する」というのが大学入学時に決めたことなのでした。

2008/01/10

les femmes

今日はフランス女性たちのお話を3つほど。
①日付は変わってしまったけど、2008年1月9日は、Simone de Beauvoirの生誕100周年記念日。

今週はそれを記念してたくさん本が出版されたり、テレビで取り上げられたりしてました。学校の側のサンジェルマンのあのカフェで、彼女が執筆してたかと思うとなんだか感慨深いような。

②サンジェルマンの女性といえば、最近活躍してるのがRama Yade人権担当相。

シアンスポの先輩で(何しろ10歳も違わないから本当に先輩っていう感じでちょっと親近感w)

セネガル系、女性、最年少、ということでフィヨン内閣でも注目の彼女。

お父さんはサンゴールの下で働いていたというエリート。

で、最年少だからいろいろと「お叱り」を受けたりもしてるのですが、

政治姿勢を別にすれば、彼女けっこう素敵なのです☆

サルコジの中国訪問のときとか、カダフィーがフランスに来たときとか、

「人権」ということで各局で引っ張りだこだったのだけど、

とにかく弁が立つ。そして笑顔がチャーミング。

③3つ目は最近見た演劇に出ていた大女優2人。

この間テレビで千秋楽を生中継していたfugueusesという劇。

 出演者はLine RenaudとMuriel Robinという映画などでも活躍してるフランスの女優2人なのだけど、それぞれの個性、演技が生きた、いい作品で、生放送したフランス2は、なんと800万人という視聴者の記録を作ったらしい。コメディでいっぱい笑えたし、80歳になろうというLine Renaudが前日足を怪我してしまった中、千秋楽だから、と演じきったのも感動的でした。

2008/01/07

gooood morning!

パリでは月の第一日曜日は美術館が無料!ということで、
今日は朝からお出かけ。
家から歩くことなんと15分弱でGrand palaisに到着♪
(写真はセーヌにかかるアレクサンドル3世橋から。左奥に見えるのがグラン・パレ)

実はお目当てのGustave Courbet展はこの「第一日曜日」の対象外だったので無料ではなかったのですが、久々に美術展を観てきました。

家から近いのに入ったことのなかったgrand palaisには行ってみたかったし、
画の端っこに座るボードレールを見つつ、
天気もすごくよくて、午前中を有効活用できたので上機嫌。
午後はそのままカフェに居座って次のプレゼンのための本を読破しました。

やっぱり始めが肝心。いいスタートが切れると、いい1日が過ごせる気がするので、今年は毎朝上機嫌でスタートしたいと思います:)

2008/01/05

chacun à sa façon

新年とは関係なしに・・・
シアンスポでは3日から授業が始まりました。

そう、カレンダーが1月1日を示していようが、9月11日を示していようが、
他のどんな日を示していようが、そんなこととは関係なしに世界は動いているのです。
1日も休むことなく・・・

アフリカの中で最も安定していると言われていたケニアの状況が心配。

そんな中、フランスでも新年早々、警察が動きました。
その出動先は学生寮の並ぶ大学都市。
そこに1978年から設置されていたモスクを閉鎖するために当局が介入したのです。
祈りの場を奪われたイスラーム教徒たちは、冬の空の下で祈りをささげていました。

そして、これが最近地下鉄の駅に現れた広告。
  (平等、それは誇示されるもの、それは適用されるものという意味のスローガン)
発行者は政府のHaute autorité de lutte contre les discriminations et pour l'égalité(差別と闘い平等を勝ち取るための高等権威)というところらしいのですが、このautorité=権威という文字がちょっと脅威的。要するに、「平等」のためには当局が介入しますよ、と言っているわけです。
それが実際に大学都市で起きたことなわけで。
さらに、s'afficher=誇示/掲示されるという単語は、同じく政教分離について、いわゆるスカーフ法(宗教的意味を持つものの公立校内での着用を禁止する法律で主にイスラーム女性のつけるスカーフが対象となったとして論争を呼んだ)に出てきた「顕示的=ostentatoire」な宗教的しるしという単語を連想せずにはいられない。
と、ちょっと政治色の強い話題になってしまったけれど、
単純に2008年、去年より1つでも多くの笑顔が生まれたらいいなと思うのです。
願わくば、1人でも多くの人が窮屈さを覚えずに暮らせたらいいなと。

2008/01/01

retour a Paris

10日間の「里帰り」でたっぷり充電して、
無事パリに戻ってきました。
ブルゴーニュでは毎日のように零下の気温の中、
樹氷で初めてのホワイトクリスマスを体験し、
戻ってみたらパリは意外にあたたかかったw
   

ともあれ、フォアグラ・エスカルゴ・牡蠣から七面鳥・ブッシュ・ド・ノエルに至るまでご馳走づくし、
(×ホストファミリー3軒分!)大好きなホストファミリーに囲まれ至れりつくせり、
パリよりちょっと時の流れの遅い小さな町で、フランス語に浸かり、
「パリの喧騒を離れて羽を休める」という目的通りのヴァカンス満喫でした☆

さて新年、気も新たにアクセル踏むことにします。