2008/03/11

Afrique

待ってました、ピンポイント・アフリカ、な授業。
というわけで、この際英語だからーとも言ってられないので、覚悟を決めて登録したわけです。
しかーし、この授業毎回リーディングがあるんですね、4,50ページ。
もちろんin English ひぇ~。って当たり前か。いやーでも毎週フラ語で100ページっていうのとどっちが大変だろう。
まー50ページなんて1日で読めるのかもしれないけど、1日で読まなきゃいけないようなことにならないようにしたいものですw

そんなアフリカ漬けの日々ですが、先日は、日仏友好150周年に関連付けて、今年第4回が開催されるTICAD(日本政府主導のアフリカ開発会議)についての講演会を大学でやっていることを教えてもらい、聞いてきました。
前にアフリカの「開発」に関連した講演会に行ったときと共通して「アフリカの声」という立場での発言の中で疑問に感じたことが2つ。

①アフリカの可能性、を述べるときは決まって、豊富な地下資源がキーとなる。
この言説がどうしても、「資源にすがる→紛争→汚職→貧困」という単純化されすぎた公式を浮かび上がらせてしまうように思えてならない。

②ネオコロニアリズムはうんざり!と若干感情的に雄弁を振るう。
これに対して、「フランス側」の発言者、発言の調子が強ければ観客も、「中身のない感情的な発言、これだからアフリカに任せては効率が悪い」という顔をするので、対話は進まない。

もしアフリカの民衆の多くが西欧に対して条件反射的に警戒心を抱くとしたら、どのような協力ができるのだろう。
植民地主義を引きずる西欧が、アフリカ出身の独裁者をどこまで非難できるのか。特にその独裁者がアンチ・西欧を掲げて民衆の支持を得ていたら。

自分がどこまでニュートラルな見方ができるのか。
そのためにはまず、授業を通していっぱい情報を掴もうと思います。

2008/03/08

la neige d'ete

バイトで知り合った演出家の宮城聰さん(静岡芸術劇場の芸術監督)がDaniel Mesguich
と共同演出をしている作品『夏の雪』を観てきました。

他人の罪を被って処刑された女性の無実を証明するかのように真夏に雪が降りしきる、という中国の古典を上演する、という劇中劇。時代は文化大革命直後の中国で、劇団員の家族が同じく不当な死を遂げるに至るまで、途中から2重のストーリーラインが見事に重なって、美しい作品でした。

主演もク・ナウカの女優だったので、
行く前に見た『奥州安達河原』(これも古典を題材にしていた)を思い出しました。

宮城さんの作品はいつも演劇というのが、かなり哲学的な作業だということを思い出させてくれる。

情熱がなければ芸術は生まれないと思うけれど、
コンセプトのしっかりした芸術ほど共鳴するのではないかと思う。

アヴィニョン行きたいなぁー。

2008/03/05

2nd semestre

フランス語で2番目、という序数はsecondeとdeuxiemeの2種類あります。
違いは、deuxiemeにはtroisieme以降が続くということ。
だから例えばフランスの第二帝政は2nd empireなのに対し、第2共和制は2eme republique.
第二次世界大戦を2ndと言う人と2emeと言う人がいるのはちょっと興味深かったり。。。

というわけで、今週から始まったのは2nd semestre...
つまり泣いても笑ってもこれが私にとってこの留学の最終学期なわけです。

既にいくつか授業があったのですが、手ごたえは充分すぎるくらいw

今学期の大講義+ゼミのセットは2つともシアンスポの得意なEUについて。

EU議員でもある社会党のPierre Moscoviciは、政治家だけあって弁がたつ。
ちなみに彼、有名なpsychologueとpsychanalysteの息子っていうすごい家庭。
私の尊敬する先生の先生の息子っていうのもちょっと気になるところです。。。

他の3コマは全て卒論関係。
実現は難しいかもしれないけれどちょっとした目標も見つかったので、
見えてきたゴールへ向かって=3

2008/03/03

semaine active

ヴァカンスも終盤にして、

ローマ、フィレンツェ、シエナ、ピサを旅行してきました。
  

2泊3日と短かったので強行スケジュールだったので、
見足りないところはいろいろとあるのですが、(バチカンとかー)
予想外に長く時間を過ごすことになったシエナが一番お気に入りでした♪
ローマ以上に坂がいっぱいあって大変なのですが、城壁の中の街並みがとてもいい。
天気もよかったので、市役所のあるカンポ広場は最高に気持ちがよかった。

帰国翌日、ヴァカンス最終日は、月の第一日曜日=国立美術館はタダ、ということで
オランジュリー美術館へ行ってきました。
ジヴェルニー(モネの庭)に行く約束をしている友だちと一緒だったので、
睡蓮の有名なオランジュリーは下準備♪
360度睡蓮の2部屋も圧倒されるけれど、この美術館は地下にあるPaul Guillaumeという人のコレクションがモネ、ルノワールから、セザンヌ、ピカソ、マティス、ユトリロまで、すごく充実していて見応えたっぷりでした。

ローマでは現在イタリア留学中のフランス人の友だちと、
フィレンツェからは春休み中の大学の友だちと再会し、
美術館はシアンスポの友だちと久しぶりに集まって、
その後さらにパリに遊びにきている大学の後輩と再会、
とにかく常に積もる話が尽きず、いっぱい喋ってなんだか元気になりました。

明日から新学期・・・ちょっと緊張(笑)

2008/02/28

revoir Paris

たくさんの都市を見ると、街の見方が変わってくる。
旅行の合間に、日本から来ている友人や後輩を連れて
パリを周って、改めてパリという街の息吹を感じていました。

しかも3日間で晴れ、曇り、雨のパリを見て、
どれもなんだかすごくパリらしくて、微笑ましかったり。

Marillon Cotillardはアカデミー賞まで受賞して、フランス映画界も万々歳といった感じですが、
昨日見に行った映画“Paris”は、フランス映画らしーい、ディーテルの素敵な映画でした☆
Juliette BinocheとRomain Durisが主演なので、日本でも公開されるといいなー。
パリの雰囲気が絶妙に描かれていて、パリを知ってる人は必見です。

トルコ人は人懐っこいと書いたけれど、
パリ人はおせっかいかも(笑)

友だちを連れて入ったレストランで店員のおじさんが
「そのネックレスかわいいねー」
と褒めてくれたので、
「ありがとうございます」
と言ったら、
「いやーお世辞じゃなくて本当にいいよ。」
と笑顔なおじさん。

「でも、黒い服に合わせたらもっといいね☆」
だそうです(笑) (そのとき私は紺の服を着ていました)

その後もなんとなく会話は続き、私がシアンスポで勉強していることを知ったおじさん
「あそこは入るの大変でしょう」
と言ったあとで、
「でも、最近はバラエティが増えていいよね、アフリカ系でもアラブ系でもいろんな人が入れるようになってきた」
と。レストランのおじさんもシアンスポの“アファーマティブアクション”をちゃんと追っていました。

次の日行ったスーパーでは、新聞を売りにきたおじさんが
「サルコジがついに動いたぞー」
と言うと、側のレジにいたおばさん、
「あら、ついに?動き時だと思ってたのよねー」
と反応。

エリート主義は色濃いし、格差を目の当たりにする日々だけど、
それでも、どこへ行っても政治が身近なのが、この国なのです。

2008/02/26

allahu akbar

さんざん迷った挙句、やはり今行かないと機会を逃す、ということで旅行に行ってきたわけですが、
行く先は、イスタンブール♪

西欧化されているとはいえ、イスラーム国に行くのは初めてで、すごく新鮮でした。   
  
(お祈りの前にモスクの前で手足を清めるムスリムのおじさんたち)
海辺の街並みや、1日5回聞こえてくるアザーン(礼拝の呼びかけ)も、
ビザンツからオットマンまで様々な帝国の跡がうかがえることも、
道で地図を広げると“Excuse me, you need help?”と話しかけておいて、(どう考えてもexcuse meって言うべきなのはこっちだと思うのだけど)それ以外の英語ができないためにトルコ語で必死に説明してくれる、
まさに「人懐っこい」という評判がぴったりのトルコ人たちも、
どれも素敵だったけれど、
恐らく一番印象に残ったのは、スレイマン1世の建てたモスクを見学したときのできごと。

靴をぬいで用意された袋に入れ、スカーフで髪を隠して中に入って、
イズニック(「公会議」で世界史に出てきたニカイアのトルコ語名です)タイルの鮮やかな青さに見入っていると、
入り口近くでお祈りをしていたおじさまが一人、私たちの方へやってきて、
トルコ語で何やら話しかけてきます。
わからなそうな顔をしていると、大丈夫、といった顔をして去っていった、
と思ったらすぐに戻ってきて手を出して、という仕草をするので、
手を出すと、タスビーフ(イスラームのお祈りに使う数珠、ロザリオのようなもの)を手にのせるのです。
このタスビーフ、外で売っているのを見たことがあったので、
外国人観光客に売りに来たのか?と一瞬警戒してしまったのですが、
胸に手を当てて、プレゼントだから受け取ってくれ、という様子。
さらに、ありがとう(後で訊きました)と言って再びお祈りに戻っていったのでした。
会話は全てトルコ語で行われたため、残念ながら彼の意図するところは想像するしかないのですが、
彼の信仰を私たちと分かち合いたいと思ってくれたのではないか、
分かち合うことに喜びを感じ、私たちのためにアッラーに祈ってくれたのではないか、と思うのです。
スカーフの巻き方も知らないので適当に髪を覆い、
神聖な祈りの場に、人間の痕跡を興味本位で眺めに来る私のような観光客を
受け入れるだけでなく、信仰を分かち合おうとすらするムスリムの寛容さに心を動かされたのでした。
トルコ語はわからないし、イスラームのこともよく知らないけれど、
おじさまの好意がつまっているであろうタスヒーブは大切にします。
ただし、そのあと、その様子を見ていたのか、私たちを除いてモスク内に1人だけいた女性がやってきて、これまたトルコ語で怪訝そうに何やら言われたのが、すごく気になりますが。。。

ともあれ、世界のことをもっと知りたいと思わせてくれるよい旅でした☆

BTW, ペルセポリスはセザール取ったけどオスカーは逃してしまったみたいですね、残念。
ノミネートだけでも充分という作者サトラピさんのインタビュー映像が見られたからいいけど。

2008/02/20

le monde

コソボの独立宣言。
カストロの引退宣言。

2003年もイラク戦争だったし、

そういう年にあたっているのか、それとも情報がたくさん入ってくるからなのか、
なんだかこっちにいるときはすごく世界が動いている感じがする。

そんな世界に飛び出すべく、
明日から旅行に行ってきます。