2008/11/05

RDC

RDCというのは、旧ベルギー領、コンゴ民主共和国のこと。首都キンサシャ。
ブラザビルを首都に持つ旧仏領コンゴ共和国と区別して、よくこの略称を使ったりします。
私がフランス語を習っていたネイティブスピーカーの先生が2人もここの出身の人だったこともあり、
なんとなく気になる、アフリカの真ん中にある大きな国。

世界がアメリカ大統領選一色の今、地球の反対側のこの地域は危機真っ只中なのを知っていますか?
ルワンダをはじめ、この地域情勢は本当に複雑で、ことの発端、といって説明しきれないのだけど、
Laurent Nkunda率いる反政府組織CNDP(National Congress for the Defence of the People)が、数日前からRDC東部のGoma地方を占拠していて、人々の生活状況は悪化、
難民も多数出ているし、(英外相Millibandによると160万人にものぼるとか)
コレラの発症も確認されているらしい。

NkundaはRDC内で少数派民族のTutsiが抑圧されていると訴えているのに対し
RDCの現大統領のJoseph KabilaはRwandaが反乱軍を支援していると非難。
といっても、Tutsiの名前でわかるように、この抗争はルワンダの虐殺、2回のコンゴ戦争とも関連しているわけで・・・。

先週末には、英仏外相がそろってRDCのキンサシャ、Rwandaのキガリ、
さらにはアフリカ連合のトップKikweteのいるタンザニアを訪れたり、
国連もオバサンジョ前ナイジェリア大統領を特任大使として任命したりして、
解決に向けての対策が重ねられているようですが、

話し合いに応じないというKabilaに対し、Nkundaはその場合はクーデターも辞さないという様子で、
事態は予断を許さない感じ。

仏外相Kouchnerは国連軍の増員の可能性を示唆していたけれど、
英仏をはじめとする先進国の利害が絡んでいることはルワンダの虐殺を見れば明らかで、
とても楽観的にはなれない。
Nkundaなんて、武器輸送をしたということで、国連の「制裁対象者」なんていう恐ろしいリストに載っちゃってて、
どうも「世界の悪者」的な感じらしい・・・けどその武器だってどこから来てるのやら。
ちなみに彼のモデルは「他国に支配された民衆に向かって外国からレジスタンスを呼びかける」あの人。ド・ゴールの“精神”(エスプリ)だというのがまた皮肉。
あとはルワンダの時と比べてアフリカ連合がどこまで発達しているかなのだろうか。。。
いずれにせよ、純粋に「人道的」などということは、果たしてあり得ることなのか、とか。

「日本では比較的無条件に肯定されがちな国際機関やNGOを、その活動がより身近で実用的と言われるヨーロッパで、別の視点から捉えなおす」などといって、フランスで見たものは、
何よりもNGOの政治性の強さだったかもしれない。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

BBCのAfrica Todayを聞いてたらアナウンサーがNkundaにインタビューしてて
ビシビシ責めたててたなあ。
日本のよりはっきりしてて偉いとは思ったけど
高圧的過ぎる気もしたなあ
(アナウンサーもアフリカ出身ではあるらしいけど)
あの地域は本当に、難しい。ドゥヴォスを思い出す。(てか最近ばったり会って喋ったけど)

petit.printemps さんのコメント...

Nkundaってどんな人なんだろうなあ。アフリカ出身でBBCのアナウンサーになるような人が事態をどのように見てるのかってのも気になりますね。
というかこの地域のことを考えると自分の想像力の限界を感じずにはいられません。。。ドゥヴォス!しばらく会ってないので話したいなあ。