家の窓からはモンパルナスタワーが見えます。
学校からも遠くなくて何かと便利なので、ときどき行くのがこのモンパルナス地区。
そういえば、前回パリに留学したときも、着いたばかりのころはこのあたりにいたのを思い出す。
このあたりは戦間期、パリが芸術の都として復興しつつあった「狂乱の時代」に
世界中の芸術家が集った地区だった。
同じころ、世界中の学生、芸術家を集めて平和を推進しようという目的でつくられたのが、国際大学都市。
友だちが住んでいたり、いろんな催しがあったりして私もときどき行くところ。
その名の通り、主に留学生向けの寮が集まってひとつの集合住宅を構成している。
日本館、インド館、スウェーデン館のように各国政府が経営している寮もあれば、
国際大学都市、つまり国立法人が直接管理しているイタリア館、カンボジア館、アフリカ館(旧「海外領土館」!)などの寮、あるいは私立財団が管理しているところもある。
最初にできたドゥッシュ・ド・ラ・ムルト財団経営の寮がその例。
で、この寮は、セネガル初代大統領サンゴールさまが住んでいたところなのです。
サンゴールの前にはブルギバ(チュニジアの初代大統領)やサルトルも住んでたみたい。
サンゴールなんて、一番よく勉強したのはここに住んでたとき、と証言してるくらい。
ちなみに、このサンゴールとブルギバ、2人ともフランコフォニー国際機関の創始者というのは偶然ではないでしょう。
もうひとつ興味深いのはカンボジア館。
1957年カンボジア独立に伴って開館するも、1970年の内戦の煽りで閉館、30年後に国際大学都市の管理のもとに再開、と歴史をもろに反映している。
しかも、国立法人の管理下に入ってからは、レユニオン島(フランス海外県)と協定を結んでいて、
レユニオンの学生が優先的に入寮できるようになっているとか。
共和国の文化政策は、フランスが文化を糧に復興してきた歴史を・・・現在まで引き継いでいるということか。
0 件のコメント:
コメントを投稿