2008/02/06

examens

今週は試験期間でした。。。
筆記試験は4時間なので1日2コマしか組めないし、
口頭試験に至っては一人ずつ受けるので数日間にわたって行わざるを得ない、
というわけで、教室の少ないシアンスポでは、国立の試験センターというところでいくつかの試験が行われます。

この試験センターは300人くらい入る教室が30個以上ある巨大な建物で、教育省の管理下で他にも資格試験や入試(シアンスポの入試もここ)などが行われてるみたい。
なにせ巨大な建物なのでそのための駅が作られたんじゃないかってくらいで、
高速郊外鉄道っていう郊外につながってる電車に乗って市外までちょっと遠いのですが、
私はフランス人学生必修の授業を2つも取ってしまったため、2回も行くことに・・・
7時過ぎに家を出て、13時近くまで試験っていうのはさすがにエネルギー消耗したなぁ。

でも、最近日が長くなってきていて、
試験が終わる頃には窓から日光が・・・ってことで、どうしても太陽を満喫したくて
春休みになったら読む!って決めてた本を図書館で手に入れて近くの公園のベンチで読書♪
日本で読もうと思ってて時間がなかったアルベール・メンミの本、
原語になったけど、春休みだしちょうどいいかー。サルトルの前書きつきだし。

というわけで、晴れて春休みです!
なんだか1学期頑張って受けたこのノートをもう見返すことはないのかぁって思うとちょっぴり名残惜しい気すらしましたが課題のない唯一の休みを満喫しますっ。
とりあえずメンミを3冊くらい読破したいな。

2008/02/03

existencialisme

高校からフランスで勉強している元同級生と再会。
思えばあの頃同時期にフランスに留学して、今またこうして2人ともフランスでの生活を楽しんでいるというのも不思議な感じ。

2度目の留学というと、よく、何でもう一度来ようと思ったのか、と聞かれます。
もちろん1年目を土台にさらに先に行きたかったとか、パリを知りたかったとか、学問的な理由とか、
いろいろあるけれど、
やっぱりフランス独特の生き方が気に入ったっていうのが大きい。

予期せぬことなんて毎日のように起きるから、

それを全部受け止めてしまっては生きていけない社会だと思うけど、

私たちはある意味程よく鈍かったみたいで。

どんと構えて生き急がなくなる。(フランス語ではprendre le temps a vivreという)

そして、小さなことでも自分なりの哲学を熱く語りたがるところも好き(笑)

フランス人は実存主義的な傾向があると思うって誰かが言っていたけど、

知識量ではなくて、各々が思考の主体であるっていうところがフランスらしいのかな。ときに暑苦しいですが。。。

テレビもバラエティ的なものがあまりなくて、夜は主に討論番組。
それも俳優から作家、政治家に至るまでジャンルを超えて議論が交わされるからすごい。
この前も、ジュリエット・ビノシュがドビルパンに「そこんとこどうなのよ」って感じで突っ込んでて面白かったです笑。

2008/01/31

sublime!

今学期最後の授業を終えて、向かった先はsalle pleyel♪
半期分のご褒美?ってわけでもないけど、
バレンボイム様がとコンチェルトを弾くというので。

パリ管弦楽団による、ドヴォルザーク8番『新世界』とブラームスのピアノコンチェルト1番。

パリ管は低弦が荘厳だった。新世界だからかなぁ。やっぱりこっちのオケはtuttiよりsoloが得意なんだよなぁ。個人主義の国なのです(笑)
そして、1番フルートが驚くほどよかった!

バレンボイムの生演奏は初めて聴いたけれど、なんというかピアノのよさが全て活かされてる感じで素敵でした。
しかも、カーテンコール3、4回繰り返すので、さすがにアンコールは弾いてくれないのかなぁと思っていたら、それでも鳴り止まない拍手に応えてソロを弾いてくれました。
「音楽家が自分の演奏を聴きたいと言ってくれる観客に恵まれているときはそれに応えるのが当然です」って。アンコールにも拍手喝采だったので、さすがにそのあとは、ピアノもおやすみの時間だよ、と自分でふたを閉めにきましたが(笑)

久しぶりのコンサート空間に心が浄化されました。
でもクラシックコンサートとかバレエとかの舞台って相変わらず本当に贅沢な空間だなって思う。
そんなときプログラムをふと見たら、スポンサーはフィガロ紙でした。。。
(日本でいうと読売?いや産経かな?こっちではブルジョワ家庭が講読してると言われる右派の新聞。左派はリベラシオン、中道左派はル・モンド。で、うちの大家さんはもちろんフィガロw)

とはいえ、昔は学生なら5ユーロくらい(今はもうちょっと高い)でパリ管を聴けたというし、
今回も大半はクロークに預けるようなオーバーを来たご婦人とかだったけれど、たまにジーンズの学生とかもいたし、やはり芸術が近くにあるような気がする。
それにパリにはやっぱり世界中から芸術家も来るんだよねー来月はアルゲリッチが来ます!
ミッシャ・マイスキーも、ヒラリー・ハーンも、庄司さやかも来ます。
映画もだけど、舞台も、行くと新しい情報が入って、また行きたくなるんだよなぁ。。。

2008/01/29

en marche!

ようやく今学期最後の課題を提出し、残るは補講と試験のみ。
でもこっちは試験前に1週間くらい復習のための空白期間があるので、
ちょっと気持ち的な余裕が生まれる。



それで今日はいつもより多めに歩いてみました。
こっちはメトロの駅間が短くて簡単に歩けるので、東京にいるときよりもついつい多く歩いてることがよくあるのですが、(そもそも徒歩通学だから毎日往復で1時間近く歩いてるけど)
1日合計で2時間くらい歩くのは、けっこう健康的でいいかもしれない。
気温は高くはないけれど、歩いてると身体もぽかぽかしてくるし。

それにしても、パリは方向音痴の私でも目印にできるようなものがいっぱいあって歩きやすいです(笑)
セーヌ川とエッフェル塔と自動車用の標識で、だいたい、地図なしでも歩ける♪(私にしては画期的w)


というわけで、家→学校→オペラ→家という図式にパリの名所を加えつつ全て徒歩で周りました。


以下、地図の好きな人、パリを知ってる人専用・・・私の経路を追ってみてください☆
グルネル通りに入ってまっすぐ、アンヴァリッドの前を抜けて、右手に労働省、左手に教育省を見ながら、ラスパイユ大通りを越えて、学校へ。
学校からは、サンジェルマン大通りを通って、バック通りに続き、ロワイヤル橋を渡って、チュイルリー公園の中を抜けて、リボリ通りを越えて、オペラ大通りへ。
オペラからは、平和通り(?)を通ってヴァンドーム広場を周り、リボリ通りからコンコルド広場へ。対岸に国会議事堂を見ながらさらにセーヌに沿って西に進んでお気に入りアレクサンドル3世橋を渡って、アンヴァリッドの前の広場を通って“大学”通りから、コンセルバトワールの横をお気に入りの小道に入ってグルネル通りへ向かう・・・。


こういう歩き方、東京じゃなかなかできないんだよなぁ。

2008/01/26

participation

今学期もそろそろ終わり、2月の試験に向けて今週は各授業最終回が続きました。

で、お気に入りEspace mondial(直訳すると世界空間。国際政治の地理的なアプローチ、みたいな授業)の大講義も最後で、まとめと質問のセッションでした。

と、いうわけで私も、

駒場で言う900番教室みたいな講堂で、数百人の学生を前に、質問してきました(笑)

せっかく大先生が、マイクもって大教室周ってくれるっていうしさ。

というか、本当は前の週に個人的に質問に行く予定が先生をうまくつかまえられなかったので、この際公衆の面前で質問しちゃえっと思ったわけです。まぁこういうことって留学生としてのほうがやりやすいような気もするし。

隣に座った友だちに「私質問するからっ!」

って言ったら、先生の大ファンな彼女は、「きゃー彼ここまで来るじゃない!」と大喜び(笑)

*ちなみに、先生決してハンサムなお兄さん、とか、ダンディなおじさん、とかじゃないけど、マスプロとは思えないカリスマ的な授業をするのです。

「それじゃ、約束通り、僕が今からポータブルマイクを持って周るからね。」と先生。

私の質問はわりとピンポイントなものだったので、少し一般的な質問が出た後にしようかなぁなどと思っていたのだけど、誰も手を挙げないので、結局最初の質問となりました。。。

でもよく考えたら鋭い質問が出た後に、質問しづらくなるより、最初に質問して自分が前例となるほうが簡単だから、よかったんだと思う。(関係ないけど、だから日本では学期の最初にプレゼンするほうが好きだったし)しかも、私の後からは質疑応答の様子がスクリーンに映し出されてたしw

質問されると嬉しそうな顔をするところがまた、この先生のいいところ。

「民主主義というのは強制できるものではなく、外部から国家を建設することは決してできない。そのようにして建設された国家はすべて崩壊の危機にある。」

という先生の論に対して、ドイツや日本(特に日本にとって民主主義は輸入品だし)をどう位置づけるかっていうのが私の質問だったのですが、

最初っから「日本を失敗国家とは呼べないでしょうし」とかなんだかナショナリスティックみたいだなぁw

まぁ不思議とまったく緊張しなかったから多分怖い顔して質問してたってことはないだろうし、むしろ先生のパワーのお陰で満面の笑みだったんじゃないかと思われるけど(笑)

それにしても、必要に迫られて質問した学期初めの履修説明会のときと比べて、状況はあまり変わらないのに緊張せずに済んだということは度胸がついたっていうことなのかなぁ。ってもういらないとか言うつっこみはなしでw

来学期はもっと突っ込もうっと。。。

2008/01/24

coincidence

こんな偶然ってあるかしら。
課題があっても引きこもるのはよくない!ってことで近所のカフェレストランに入った日曜日。

ブランチに来る家族が数組、
ソファー席がいいわ、とおばあさま、
私の隣で株価暴落について話すお兄ちゃんたち、
資本主義についてのプレゼンの本を抱えてやってきた私は、おータイムリーと耳をすます。

と、新しい客が入ってきました。

日本人みたいだなーと思って見ていると・・・なんと!知ってる顔ではないか。
卒論を終えて旅行に来ているフランス科の先輩でした。

ばったり、っていうのはよくあるけど、国を超えるとさすがにびっくりですね。
ばったりのグローバル化(笑)
しかも地元っていう。。。

2008/01/21

diner de conf

パリ政治学院では、各クラス学期中に1回、先生もまぜて食事会をやるという仕来りがあります。
名づけてdiner de conf.(conference=ゼミを略してconf・・・“diner de con”=『奇人たちの晩餐会』というフランスの国民的(?)コメディ映画のタイトルと掛けているみたい)

ゼミ長が仕切って、学期中のいつやってもいいのだけど、だいたいが学期末のこの時期。
私も金曜に「記憶の政治学」の授業で食事会に行ってきました。
クラスの一人の提案で、11区にあるコートジボワール料理のお店で待ち合わせ。
ところが、ゼミ長が予約をし忘れてしまったっという悲劇(笑)
偶然同じ人数の予約が入っていたのでお店の人も最初は勘違いしてたみたいなのですが。
というか、予約した団体じゃないってことを信じてもらえなかったw

店主:「地下席のご予約じゃないですか?」
私たち:「幹事がまだ来てないのでわからないんですが」
店主:「何人のご予約ですか?」
私たち:「確か18人くらいだったと思うんですが」
店主:「○○さんですか?」
私たち「いいえ」
店主:「△△さんですか?」
私たち:「いいえ」
店主:「じゃ、××さん?」
私たち:「・・・いいえ(笑)」(もしかして。。。と誰もが密かに思ったに違いない、顔を見合わせる私たち)
店主:「16人のご予約なら○○さんなはずなんですがー」
私たち:「そういう名前の者はいなかったと思うんですがーもしかしたら予約してないのかもしれないんです。。。」

と、○○さんからお店に電話がある。
○○さん@電話口:「・・・夫が先につくかもしれませんけど・・・」
再び顔を見合わせる私たち:「絶対違う団体です(笑)」

ゼミ長到着。
私たち:「今日何人?」
ゼミ長:「16人」
店主:「!」
私たち:「予約した?」
ゼミ長:「?予約??してないけど?」(笑)(小さな町出身の彼女、予約なんて考えもしなかったらしい)
私たち:「ニコラ(お店の提案をした子)が予約した、とか?」
ゼミ長:「うーん」

店主:「16人なら○○さんですよ!」
私たち:「でも、私たち○○さん知らないんです(苦笑)」
店主:「じゃーナタリーだ!」
私たち:「ナタリーも知らないです、残念ながら。」

ニコラに電話するゼミ長。ニコラ、電話に出ない。来ない。
現時点で集まった人数:6人

店主:「本当に16人なんですか?8人だったらナタリーさんが予約してますよ!」
(いや、だからナタリー知らないってば)
私たち:「どうも予約し忘れてしまったみたいなんです」

新しいお店探しに繰り出すゼミ長。
店主:「まぁメニューでもご覧になっててください」
私たち:「おいしそうですねー」(でもたぶんここでは食べられないんだろうなぁw)

店主:「本当にナタリーさんご存じないんですか?」(笑)
「予約が入ってないのに16人も来るなんて、そんな商売運いいはずないですよー。サプライズなんでしょう?」と一向に信じてくれない店員。。。
私たち:「私たちもここで食べたいんですけどねー」

しかも30分経っても全員が揃わない(苦笑)
幸い予約客が来るまで少し時間があったのでゼミ長が戻ってくるまでお店で待たせてもらいました。

私たち:「それじゃ、残念ながら本当に○○さんでもナタリーでもないので、次回また来ますね」

そんなこんなで待ち合わせ時間から約1時間、人数もなぜか当初の半分くらいで(ニコラはとうとう来なかった笑)
レユニオン料理のお店に落ち着きました。
結局こっちのお店のほうがスペースもあってゆっくりできたし、
初めて食べるレユニオン料理はおいしかったし、
人数が少なかった分みんなと話せて楽しい一時を過ごしました。

そのあと友だちの友だちが演奏するというのでジャズバーへ♪
特にトロンボーンとドラムがすごく上手で即興に感動。
なんだか波乱万丈な出だしだったものの、素敵なソワレとなりました。