2008/03/27

liberte d'expression

日本ではどの程度取り上げられているのかわからないけれど、
こちらではかなりチベットの問題が大きな争点になっています。
一応フランスは人権宣言の名においても「人権の擁護者」という意識があるらしい。
というわけで、以前に書いた人権担当大臣Rama Yadeがサルコジの訪中に付いて行かなかったときも
けっこうな批判を呼んでいたのですが、
今回聖火の点灯式で抗議の旗を掲げて割り込んだのもフランス人らしいし、
サルコジはオリンピックの開会セレモニーをボイコットする可能性を示唆したらしい。。。

点灯式の混乱中、中国では遺跡の映像が放映されていたというのだから
やはり問題がないとは思わないけれど、
なんというか、ce n'est pas à la France de lui faire la leçonという感じもする。
でもMSF時代に「介入権」を提唱したクシュネール外相は腰が重いと批判されています。

私としては単純に、各国代表が集まるとかそういうコンテクストは抜きに、
ただスポーツに長けた人たちの修練の結果を鑑賞するのはけっこう感動的で好きなんだけどなぁ。

一方レバノンではペルセポリスの公開が禁止されたらしい。
どうも禁止を発表した内務省は正式な理由を表明していないらしいのですが、
保安当局のお気に召さなかったとか。
とはいえ、レバノンでもこの決定は批判されていて、特にレバノン文化相はこの禁止が正当性に欠けるものだとして、内務省に禁止を解くように要請しているらしいのだけど。
ちなみに、レバノンには保安局による検閲というものが存在していて、その基準は
「宗派対立を招くようなもの、風紀や国家権力を毀損するもの、イスラエルのプロパガンダを助長するもの」だそうです。。。
で、この文化相は検閲自体に反対の立場を取っているらしく、今回もペルセポリスは「1つの視点を提供しているだけで、イスラームもイランも中傷されているわけではない」ということで、
この決定が覆されることに期待です。

経済的・物理的に安全が保障されていることと、表現の自由をはじめとする個人が自由に開花することが保障されていること、どちらが大切ですか?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

どうも。お久しぶりです。今日からM2になってしまった者です。

ペルセポリスの一件はル・モンドのサイトで読みました。その後どうなったかはフォローしてないけど。

知ってるかもだけど、こちらでは、「例の神社」をテーマにした映画の上映を映画館がこぞって自粛してしまいました。文化庁は権利を守るためにもっと頑張らないと。レバノンの文化相に来てもらいたいです。

petit.printemps さんのコメント...

>danielさん
ペルセポリスの件は、直後に内務省が上映禁止を解除したみたいです。

ちょうどこの記事を書いた直後に例の映画の一件を聞いて驚愕しました。。どうにか上映に漕ぎつけてほしいところです。。