2008/06/27

Union europeenne

今日の試験をもってシアンスポでのカリキュラムは全て終わり。
振り返ってみるといくつもの課題を乗り越えてきた気もするけど、
何よりもあっという間で、もう何もないのかと思うとものすごく不思議な感じ。

そんな最後の試験はEUについてでした。
フランスでのEU憲法否決以来危機に陥ったEU。
2008年下半期、フランスが議長国になるのを機にEUを危機から脱することができるか・・・
改正案のリスボン条約がいかに重要かが強調されてきただけに、
授業の最終回直前にアイルランドの国民投票で条約が否決されて、この授業で学んだことは水の泡?!と混乱気味でしたが(笑)

3時間以内に4問中3問選択で小論文を書くという試験。

1)ユーロは成功策か。
2)国家はEU建設の唯一のエンジンか。
3)EUはパワーか。
4)フランスはEU議長国として成功できるか。

シアンスポ風の答案はこれらの問いに対してYes and Noと答えるのが通例(笑)
私が選んだのは2~4.

まず題目をよーく眺めて一つ一つの単語を研究します。
例えば(2)だったら、国家のほかにはどんなアクターがあるかな、EU建設を代表するステップは何だろう、加盟国イニティアティブだったかな、国家はエンジンだろうけど唯一ではないな、エンジンでもあるけどブレーキでもある、などなどブレインストーミングをしていくわけ。

そうしてでてきた論からパラドックスを組み立てる。例えばこの場合はEUは国家の集合、つまり27個の異物を足してできるわけだけど、同時に1つの連合帯なわけで、そこには"intergouvernemental"と"federal"の対立があるとかね。

このパラドックスに基づいて構成(イントロ(題目定義)・第一章(1)(2)第二章(1)(2)・結論)を練ります。

まず国家がいかにEU建設において重要な役割を占めてきたかを証明したあとで、しかし国家のエゴはまさにEU憲法のNONに見られるようにEU建設のブレーキにもなりうることに触れ、国家以外のアクターもエンジンとなりうること、超国家性を強調したEU委員会は立法・行政において大きな力を持っているし、EU市民が一体となって選ぶEU議会もまた、EUの民主制を尊重するうえで重要であることを述べる。よって国家はEU建設の重要なアクターではあるが、唯一のアクターであってはならないという結論に至る。といった感じかな。こうしてシアンスポ風の答案ができるわけ。


ただし今回の試験はかなり時間が足りないことは(というか4時間試験でも足りなくなりうる。。。)
前回中間で2時間で2問回答しなくてはならなかったときに経験済みなので、
ひたすら答案を仕上げることに集中してなんとか3問解きあげることに成功。ふぅ。

7月1日からついにフランスは議長国になります。
どうやらエッフェル塔はEU色に青く点灯するようになるらしい。
先生によると議長国成功の鍵は「パートナーの尊重」「謙虚さ」(←これ完全にサルコジへの嫌味な気がw)「模範となること」だそうですが、EU建て直しへ、要注目です。

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