パリの華と悪という話をしたけれど、
パリというのは本当に、悪を昇華してしまう、憂鬱を理想へと導いていく力を備えた街だと思う。
私はいつも太陽から元気をもらっているのですが、
パリでは雨の日も石造りの古い街に支えられて背筋を伸ばして歩くことができるのです。
毎日20分くらいかけて歩いて学校に行くのだけど、
その度に、パリにいるのだということを、空から、木々の葉から、建物から肌で感じて、それだけですごく幸せな気分になれるし。
もちろん、パリで生活するということ自体に、私が長い間いろいろな意味を持たせてきたのもあるけれど、それ以上にこの街が発している魅力・・・かつての芸術家たちが祖国を離れ集まったのも理解できる気がします。
一番のお気に入りは、アンヴァリッド(廃兵院)のある広場を抜ける通り。
メトロで家に帰るときは、乗り換えずに1駅早く降りて、ここを歩いて帰るのがいい。
日が暮れるとエッフェル塔もアンヴァリッドも、河岸まで続く大通りも全部ライトアップされていて
最高に美しい。それはもう時が止まるくらいに。
そんなときは思いっきり空気を吸うと、この街の力が体中に満たされていくのが感じられる。
街の人が無視してせかせかと渡るちょっと長い信号も、
景色の中でのんびり待つのが楽しい。
向かい側にはちょうどカフェがあって、壁に新旧2つ並んでついている通り名のプレートは、
まさにこの街の歴史を物語っているかのよう。
「これぞ、パリ」というこの風景をあと何回見られるのでしょう。
2 件のコメント:
いいな。
なんかパリってね、
雨も似合う気がする。
雨と冷たい空気が。
今日雨にちょっとぬれて
ちょうど、フランスのこと考えてた。
フランス人って、
雨に濡れると髪がきれいになると
信じてるって、前何かの本で読んだの。
本当なのかな?笑
>pomme
コメントできたんだね、ありがとう★
そう、石畳と古い建物に降る雨はあんまり嫌にならないんだよね。雨と冷たい空気っていうのはパリらしい天気みたい。こっちもこの間雨が降ってたよ。
本当に髪がきれいになると信じてるかは知らないけど(笑)こっちの人って雨降ってもあんまり傘ささないんだよねー。でも、学校の近くに昔ながらのかわいい傘屋さんがあるんだ。
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