2008/05/14

presse

ヴァカンスが終わり、連休も終わり、やっとリズムを取り戻してきましたw
といっても試験を除けば授業ももうあと1ヶ月なんだなぁ。

休講が続いたりしたために、ちょっと課題が重なっているのですが、
最近は偶然にも、時事問題を扱う発表が3連続。

revue de presseというこの種の課題、この学校では10分exposé(プレゼン)に続いてよく与えられます。授業や先生によって違うのだけど、概ね担当の週にあった出来事を、複数の情報源をもとに分析するというもの。
政治学院の学生たる者、世界情勢は常に追いなさい、というのと、
メディアに対して批判的な視点を持ち、1つの出来事を複眼的に捉える癖をつけなさい、という学校方針を実践するのにぴったりな課題というわけです。

実際、ソースはかなり充実してるんだよね。
まず朝早く(1限の終わる10時までに)学校に行くと、エントランスに複数の新聞が山積みになっていて、自由に持ち帰ることができる。
私はだいたいここで、ル・モンド(中道左派?)リベラシオン(左派)フィガロ(右派)の3種類をゲット。
ちなみにル・モンドが一番早くなくなります。(但したぶん置いてる量はフィガロが一番多い)
他にもfinancial timesとかもあったり。

さらに図書館の1室がニュースルームになっていて、そこには雑誌や、以前に書いたテーマごとに記事をまとめたファイル、さらに各国の新聞が蓄積されていて自由に閲覧できるようになっている。

こっちは新聞を「定期購読」するという習慣が日本に比べて少ないのですが、
この2つのシステムのお陰でシアンスポの学生はばっちりサポートされてるのです。
そもそもこっちの新聞は(テレビも!)少なくとも当日はほとんどの部分をネットで入手できるのも学生一人暮らしにはありがたいところ。

そういえば日本でも最近3社の記事を比べるサイトができたお陰でかなり見られるようになりましたが。

それにしても、そうやって読み比べていると、記事にいかに新聞社の色が出ているかに改めて驚かされたりもします。右派左派の読み比べもそうだけど、例えば同じヨーロッパ内でも国の立場によって捉え方はかなり変わるわけで。
アフリカの時事問題を発表するにあたって、ル・モンドで『ジブチ/エリトリア 国境紛争の危機』というような記事をみつけたので、他の情報源を探していたら、
なんとAFP通信の出した「事実」とされる内容自体を否定する情報もあることが判明。
エリトリアが国境を越えてジブチに侵入したとして、ジブチがエリトリアを非難するところから始まるのですが、エリトリア側は侵入の事実すら否認しているのです。
実際エリトリアがジブチに侵入するインセンティブはあまりない。
というわけで、これはジブチの策略だ、という話も挙がっているわけなのですが、
フランスはジブチの旧宗主国で、ジブチに基地も持っているため、この対立では恐らくジブチ側。
AFP通信とはいえ、決してニュートラルではなく、ジブチ側の情報源をもとにしていること自体が既にフランスという国の立場をとっていることになるのでした。
相対化って難しい。。。

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